安いものにはそれなりのワケがある

今年のシーズン前に取材用に購入したメレルのカメレオンⅡは、実は廉価版だったという事実。

Ⅰはロープロファイルなのに捻挫しにくいホールド感の良さ、ビブラムソール採用のおかげで高グリップと高剛性、そして耐水性と速乾性に優れたゴアテックスで二年間の酷使に耐え抜いたが、さすがに三年目はソールが持たずニューモデルの購入になった.

しかし、今年買った「Ⅱ」は、2~3ヶ月使ってみて「?」な感じだった。
早朝の夜露が滴る草原を歩くとⅠでは全く濡れることがなかったのに、Ⅱはすぐに浸透してくるうえに乾きが悪い。
さらに半年後には内装のかかと部分がすり切れてしまい、がっかりだ。

モトクロスの撮影現場には協賛の関係で輸入販売元のブースが出ていたので、いつか問いただしてやろうと思っていたがシーズン中はその機会がなく、12/6に行われたオフシーズンのイベントでようやくその機会が訪れた。

さっそく「Ⅱになって内装の質が落ちたんじゃないの?」と文句をいったら、泥の中からカメレオンを掘り起こしてラベルを確認して一言。
「これはWrapじゃないですよ。どちらでお買い上げですか?」

スポーツ◯ポ、と答えると、ゴアを使っていない通気性を重視した廉価版をデポだけで販売してるとのこと。
確かに定価より4千円くらい安かった。

人はこれを「安物買いの銭失い」という。

おとなしく好日山荘かAmazon.co.jpで買えばよかった。

しかし、そこで展示されていたのが来年2月末頃に国内販売されるカメレオンⅢ。
新デザインはかかと部分の合成とホールドをさらに向上させて、つま先部分のブロックを大きくして耐久性とトラクションの向上を図った新パターンを採用。それで価格は18000円前後ということ。

当然購入を約束させていただいた。
イチマルの足、決定。

ちなみに今のモデルは↓(廉価版じゃないゴアテックスモデルです)

[メレル] カメレオンラップゴアテックスXCR 86213 Brown/Orange 9 M86213

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