直輸入版DVD販売検討中

マン島のDUKE VIDEOより「2010MX o N」「2010AMA-MX」「MX10」が到着しました。
いまのところ、売り物ではありませんが、オリジナルコンテンツ制作販売と平行して直輸入販売を検討中です。

この3点はいずれも「PAL方式ビデオフォーマット」「リュージョンフリー」「英語のみ」のDVDです。

再生に関しての問題点は、日本向けのTV映像機器製品は「NTSC方式ビデオフォーマット」を採用しているおり、100%の互換性を保証できません。
DVDプレーヤーによっては再生できない場合もあるということですが、実はこれは建前で、弊社にて動作確認に使用している一般家庭用DVDプレーヤー、パイオニアDV-393(すでに生産終了)では問題なく再生できます。

さらに、今回取り寄せたものは「リュージョン・フリー」のため販売地域を限定する目的で設定されているリュージョンコードによる制限を受けません。

再生に関しては上記のように全く問題ありませんが、「英語のみ」で日本語字幕がない、ということが難点です。

しかし、日本語のみで世界配信しているXPRESSJAPANのYouTubeアクセスの15%が海外からのものという事実が示すように、モータースポーツの観戦に言葉の壁などなきに等しいものです。
それは我々日本人も同様で、むしろ大好きなモトクロスを題材に英語のヒアリング強化に最適ではないでしょうか?


では、それぞれのレビューを。


RedBull FIM MOTOCROSS OF NATIONS 2010 - 52min. - 1disc
2010年大会は日本代表チームも出場し、国内の関心も高い、かもしれませんが、レースシーンはインターネットで生中継された映像と同じくらいの画質で、はっきり言って悪いです。
しかし、Red Bullの撮影チームによる最近流行のDSLRムービーのソースも使用して、各国代表チームをRace1~Race3の冒頭に振り分けて紹介しており、ネイションズらしさを醸し出しています。
(残念ながら日本代表のシーンはありません)
またニュージーランド代表のGPライダー、ジョシュ・コピンズのオンボードカメラによるコース1周丸ごと紹介もあり、インタビュアーのお姉さんも可愛らしく、盛りだくさんの内容です。
レースムービーとしては物足りない部分もありますが、ネイションズの雰囲気を感じられる一本でした。


AMA MOTOCROSS CHAMPIONSHIP REVIEW 2010 - 456min. - 2discs
世界最速の国内シリーズ、モトクロス全米選手権全12戦の米国内TV放送の映像を456分に全編良いとこ取りで再編集。一度見だしたら止まらないおもしろさです。
2層ディスク2枚に収録されているため、画質もDVDとしては高画質であり、アンビリーバボー!を連発する軽快な解説と共に最新のアメリカン・モトクロスを堪能できること間違いありません。


MX10 - Official Motocross World Championship Review 2010 - 424min. - 2discs
モトクロス世界選手権FIM公式DVDです。
全15戦のMX1/2だけでなく、併催されているウーマンズ世界選手権も収録されており、こちはやや落ち着きのある解説ですが、インターナショナルなテイストでお腹一杯モトクロスを楽しめます。
チョット残念な画質だった「MX o N 2010」とは違い、各国でTV放送されている高画質のまま2層ディスク2枚に収録されており、AMAとは違うモトクロスのワールドツアーが楽しめます。


さて、気になる販売予定価格ですが、1タイトル4000円程度にできるかも、しれません。
本来ならば、さらにプレミアム価格を上乗せするのが商売的には正しいかもしれませんが、この新規事業の目的は収益のみならず、できるだけ多くのファンのモトクロスライフの幅を広げてもらい、コンテンツとしてのモトクロスのあり方を提案させていただく状況を作りたいのです。

もちろん、世界レベルのレースと現在の全日本モトクロスを比較すると見劣りすることは否めませんし、弊社の制作するコンテンツも同様です。しかし低迷久しい日本のモトクロスを少しでも盛り上げるためには、ライダーだけでなく主催者もファンもメディアも、より高きを目指した「世界」を意識した視点を持つ必要があると思うのです。

手前味噌ながら今回の「JM10」トレーラーMPORA版のアクセスカウントが12月29日現在6400を超えており、ヨーロッパ諸国のモトクロス熱と日本への関心の高さは予想を遙かに上回るものでした。
2011年はYouTubeとは趣向を変え、もう少し編集に時間をかけたコンテンツをMPORAで展開することを画策しており、当然撮影にもDSLR導入を予定しています。

インターネットを通じたコンテンツ展開はまさしく世界選手権であり、その最前線で戦うことをXPRESSJAPANは求めており、今回の直輸入DVD販売計画はすべてそのための資金調達です。

ご意見がありましたらコメント欄にお願いします。

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