New Item "Contour HD 1080p"

以前よりつきあいのある二輪用品総合商社(株)ダートフリークを通じて、ウェアラブルカメラ「Contour」のモニターユーザーに加えていただけることになった。
Contour - http://www.contour.jp/

パッケージ

今回提供された本体とアクセサリー

本体付属のゴーグルストラップでヘルメット(十ウン年前のSHOEI VF-XとスポンジがぼろぼろになったORKLEY)に装着してみた。ボディーはアルミ合金に黒塗装、白文字。質感は高く、カッコ良さという点だけでも他社製品の上をいっている。

早速装着走行テストをしてみたいところだが、予定していたライダーの撮影が延期されたため次回に持ち越し、今回は運用面でのインプレッションを書いてみる。

- 操作性
背面、というかお尻のメインパワーを押すだけでスタンバイに入り、上面のスライドスイッチで録画開始と終了、とシンプルだ。グラブ装着を考慮されているのでスイッチ自体が大きく、全面下部にLEDのパイロットランプで電源と録画確認ができる。なお、LEDランプは背面にもあり、電源、メディアやバッテリーの残量を色の変化や点滅で知らせてくれる。

- バッテリー、記録メディア
バッテリーはフル充電で2時間となっており、記録メディアの容量、収録データ設定次第で連続運用時間が決まる。
付属されている記録メディアは、microSDの2GB(おそらく東芝製のクラス4)なので最大でも30分。バッテリーの容量と合わせると、やはり16GBは必要なので最初から別途購入しておいたほうがよいだろう。
充電はPC、もしくはクルマのシガーソケット機器(※携帯プレーヤーが充電できる機種なら可能)のUSBソケットから行える。家庭用電源のUSB転換プラグでは、背面のLEDが充電モードに切り替わらないのでおそらくできていないと思われる。
もちろんスペアのバッテリーとメディアがあれば、背面のフタを開けて入れ替えれば撮影継続できる。
ただしmicroSDなので撮影現場で取り出してリーダーでバックアップ、というのはいささか不安がある。

- カメラ設定
管理・設定ソフトはContour専用の「Storyteller」が用意されており、このソフトを通じて各種の設定変更が可能になる。またHDモデル以外にもGPSモデルの各機能にも対応しており、このカメラを運用・活用するためにはWindowsPCもしくはMacが必須だ。
ダウンロードは米本社のサイトhttp://contour.com/より行える。
インストール時には本体のシリアルと連絡先メールアドレスが必要。

インストール後はPCとContourをUSBで接続すると自動でStorytellerが起動するが、起動しないように設定することも可能だ。

カメラの設定は下記の三項目。

ビデオは1080p-30fpsから720p-60fpsまで四種類、それぞれ三段階の画質設定が行え、本体にある切り替えスイッチに振り分けることができる。ただしHIとLOのみなので、クオリティの変更による収録時間の増減用のみと考えた方がよいだろう。

また音声の収録レベルも変更できる。初期設定では低く抑えられているが、若干ゲージを上げておくと予想以上に集音できたので、風のない場所ならばインタビューマイクとしても十分活用できそうだ。


ライティングも変更できるが、光の向きの変化が多いアウトドアでの運用がメインならば自動設定がいいかもしれない。


本体機能のファームウエアは随時アップデートされるので、ユーザー登録時のメールアドレスに連絡され、適用は自分自身で行うことになる。

そして、このソフトにはユーザー専用のアップロード機能もあり、GPSモデルでのデータも共有できるので、他の動画共有サイトにアカウントがなくてもユーザー登録するだけで”世界公開”できるというお手軽感もある。
その一方で、収録される動画ファイル形式はH.264/AVCのクイックタイム形式である点は、CANONのDSLR EOSシリーズと同様にローコストハイクオリティな映像製作用カメラとしても期待できる。

とりあえず、デビュー戦として手持ち撮影に使ってみた。



なお、Contourで撮影しているカットの左にロゴが表示されているのは、モニターの条件として編集時に挿入したためなので、当然購入した方にはそんな義務はない。


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