Contour HD ヘルメットマウント方法の研究


Contourをはじめとしたウエアラブルカメラを装着したMFJ全日本モトクロスでのレース中の撮影がようやく解禁になった。メディアの依頼やライダー自身のプロモーション活動での利用に限定されるが、関係各位の理解と協力に深く感謝する。

そこで早速、2011年全日本モトクロス第3戦北海道大会で装着走行を実施することになったのだが、もっともお手軽な装着方法として研究を重ねてきたゴーグルストラップマウント(本体同梱)を放棄し、回転式フラットサーフェイスマウント(別売り)による運用に切り替えた。

その最大の理由は「ライディングへの影響を最小限に抑える」ためだ。

今回、実戦前の最終テストとして北海道で装着してもらう須田純選手にテストをしてもらったところ、ゴーグルストラップマウントでは重心が偏る上にゴーグルフレームの顔面へのフィット感が損なわれるため、練習走行やツーリングでは支障はないが、予選、決勝では使用に躊躇する。
そこで、思い切ってロータリングマウントを付属の両面テープで帽体にベースを貼り付けてみたところ、重量以外の問題は全て解決した。

レンズが左右90度回転できるため<写真>のように本体を寝かした状態でも画角は水平を保てる。当初バイザーの映り込みに不安があったが<写真>の位置ならば適度に写るため広告スペースとしての活用も可能だ。

さて、付属の両面テープの強度は十分だったが、つけっぱなしというわけにはいかないので、マウントベースの脱着という課題が残る。
専用のテープはスペアが1枚付属してるが、専用でなくてもホームセンターで売られている「強力(あるいは超強力)両面テープ」の汎用品を切って使えば問題ない。ヘルメット上部は意外と緩やかな曲面であるため、テープには1mmほどの厚みがあれば十分安定するようだ。

ちなみに筆者は「NITOMS - 高性能一般材料用超強力両面テープ No.5711 厚さ1.3mm×幅20mm×長さ5m」を使用している。劣化による脱落と帽体への固着を防ぐために撮影毎の張り替えが推奨されるだろう。





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