EOS 60Dでタイムラップス撮影

Magic Lantern pre0.2.2
http://magiclantern.wikia.com/wiki/Magic_Lantern_Firmware_Wiki

サードパーティのファームウエア「マジック・ランタン」は、Cano EOSシリーズ純正のファームウエアを上書きするものではなく、記録用のSDカードやCFカードにデータを保存した状態で使用する機能拡張アプリというようなものだ。
12月22日にFacebookでたまたま見た記事で存在を知り、たまたま60D用のクリスマスバージョンとしてFPSコントロールができる機能が付いてリリースされたのを機会に導入してみた。

もちろんCanon純正以外のファームウエアでは全て自己責任での導入となりシステムダウン、復旧不能になっても保証などはない。それでも機能の拡張は魅力的だ。
導入のきっかけになったのはFPSコントロール、そして音声レベルゲージがマイクオンになっている場合は録画中でも常に表示されることだ。

動画撮影時に音声レベルの”見える化”が必要なのはいうまでもないが、FPSコントロールがなぜ必要か?

スーパースローモーション撮影が高速度撮影と呼ばれるのに対し、”早回し”である、タイムラップス - time lapseは低速度撮影ということになる。
もちろん、編集時に倍速にできるが、5秒のシーンをのための素材データは、12倍速なら1分必要になる。しかもいい感じで撮れてる部分を選ぶためにはさらに3倍くらいの素材が必要になるので、収録時のデータサイズはその分大きくなり、編集で倍速にするレンダリング時の時間が余分にかかる。

そこで素材を最初から低速度撮影で撮っておけば、データサイズは小さく、余計なレンダリング時間もかからないので手間と時間が省ける。

もちろん、ほかにも拡張できる機能はあるのだが、それはこれから研究をすすめていく。
とりあえず、いつものテストコースの紅山で撮影したものをアップロードしてみた。

カメラの設定 - 1280*720 60fps
FPSコントロール設定 - 5fps(つまり一秒間に5コマ)


編集時の速度コントロールは当然無し。
編集ソフトはSony Vegas Pro 11




さて、マジックランタンの導入方法は実に簡単だ。
冒頭のリンク先からダウンロードして解凍、フォーマットしたSDカードにコピーして、本体のメニュー画面からファームウエアのアップデート操作を行うだけだ。
英語の説明書が付いているので、ゆっくり読み進めていけば理解できる内容だと思うので、詳細は割愛するが、あくまで自己責任での導入という点を理解した上で、アップデートして欲しい。
もし、ファームウエアのアップデートが何のことか解らない、というのであればやめておいた方が賢明だ。


追記:12/27



メディアの容量を抑えられる、ということは先に書いたが、バッテリーの消耗も低減される。
通常の収録では2時間どころか1時間30分ほどで交換していたのだが、2時間連続撮影でも38%ほど残っており、最初から使い方を決めているのであれば、FPSコントロールを使わないという選択はもはやない。
さらに、メディア使用量も2時間連続撮影で収録時間は9分弱、ファイルサイズも2.42GBだった。
外部電源を使えば16GBのメディアならば10時間以上収録できる計算だ。

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