小野市の小自然

久しぶりに「きすみの見晴らしの森」に行ってみた。
女池横にソーラー発電所が完成してカラマツやアカマツの森の大部分がなくなってしまったが、ハイキングコース入口にはバリアフリーで水洗の公衆トイレが設置されて駐車スペースの若干広くなり利便性は良くなっていた。

モータースポーツの現場から離れ、しばらく山をさまよったあと、ハリオアマツバメとの出会いをきっかけに放送大学で多少は自然環境への理解が深まり、ビオトープ管理士試験受験を通じて問題意識を高め、モニタリング1000調査研修会の参加によって、具体的なこれからの行動目標がだんだん形になってきた今、まずは調査手法の慣熟のために手近なフィールドであるきすみのに戻ってきた。

知識が増えた分、物の見方が変わってきたのは実感できているが、肝心の調査技術に関しては”マダマダだね”。当面の課題は「鳥類の同定を鳴き声で行う」という技術の習得だが、これはおいおい取り組んでいくとして、今夏関心が高まった両生類の観察についてやや進展があった。というのも、きすみのは「森と止水域のセット」になっている理想的な場所であるということを確認したから、だ。
ハイキングルート入り口の溜池は整備中で水が抜かれているものの、惣山から降りてくるルート出口の池、そして森から流れ出てくる小川を受ける側溝の雰囲気は、イモリとのファーストコンタクトである小学生時代に通った山沿いの水路と全く同じ、だからだ。

当面の目標は「春まで独自に植生調査を行いつつ、鳥の声の聞き分けを現場でできるようになること」。モニ1000研修時にはカラスくらいしか聞き分けできなかったので、その道は遥か彼方に思えるが、いろいろ考えてPCMレコーダーで収録し、収録データをVegas12で見える化することで操作性を向上させて、ネット上のサンプルとの比較によって同定作業を行うポストプロダクションならぬポストリサーチ方式を試してみる。
これがうまく機能すれば単独でのスポットセンサス調査手法として広く一般化できると思うが、どうかな?

リンドウ

タツナミソウ属1

タツナミソウ属2

タツナミソウ属3

ヤマラッキョウ


ヤマガラ

トノサマガエル

マツモムシ

ムラサキシジミ


キタキチョウ

ミミズ1

ミミズ2

ヤマハッカ属とヒメヒラタアブ属
ともに同定困難なため、属どまり

女池のノゴイ 60cm級

ミミズとメダカ

側溝に流れ込む小川

対物センサー式の警告音スピーカ

この近辺で撮影

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