北播磨丘陵の野鳥観察2019秋 その1

鴨池に飛来するカモが激減している。
男池の船着き場で餌をまきに来る一般人に集まる鳥たちの数は一昨年は300羽弱、昨年は200羽程度でかなり減ったなと思っていたが、今年は100羽程度。
もっとも、マガモやハシビロガモは人がまく餌に釣られることはないので、沖の島や女池に集まっているので、むしろ多いかもしれない。減少しているのはオナガガモとヒドリガモ、キンクロハジロだ。
気候変動により繁殖に成功せず個体数が減少しているのか、あるいは南下する必要がないほど気温が高くなっているのか。ソーラー発電所の影響が出てこの地域が敬遠されているのか定かではないが、その一方でカンムリカイツブリは今年も小野大池に来ており、11/24現在9羽を確認している。

コハクチョウ飛来地の長倉池は、今年は長期のかいぼりを行っているのでコウノトリ飛来のニュース後はサギ類がまばらに数羽程度立ち寄るくらいになっている。放送大学の卒業研究テーマをこの地域の野鳥観察から見た生態学的考察にする方向で固まりつつあるので個体数や種類等のデータ収集をそろそろ本格的に始めるつもりなので、ついに双眼鏡を買い替えた。安物の部類に入るが今はこれで十分。

イカルチドリ / 鴨池(女池)

カワウとダイサギ / 七ツ池

カイツブリ幼鳥 / 七ツ池

カイツブリ幼鳥 / 七ツ池

カイツブリ親子 / 七ツ池

ハクセキレイ / 鴨池(男池)
小野市黒川町の溜池の水面を覆うオオアカウキクサ?

水面はほとんどが浮草に覆い尽くされているので開放水面を好むカイツブリは見られず、200m四方程度の小さな池にもかかわらず総数100羽ほどのハシビロガモ、オオバン、ヒドリガモ、コガモ、ホシハジロ、カルガモが早朝から集まっていた。

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