三木小野インター近くの小さな池と鴨池(女池)のヨシガモとその仲間たち

兵庫県は日本でもっとも溜池が多い県ですが,私在住の小野市は県内の10%程度と,さほど多くはありません.しかし準絶滅危惧種のヨシガモが渡来し冬を過ごす池もあり,鳥の方で順応していると考えるほうが”自然”ではありますが,人間環境の中でそれほど悪くない自然環境を形成しているのカモしれません.

コロナ禍で再度緊急事態宣言が発令された2021年1月冬のある日,隣の三木市との市境に近いある池が気になったのでチャリで観察に行きました.やはりヨシガモがいました.しかも地味な美しさで一部バーダーに人気のオカヨシガモもコンボで.
直径100mほどのとても小さな池なのですが水深が比較的浅くコンクリート護岸されている部分が少なく,このような形態の池では水中の水草などの食料が豊富だと考えられ,意外と多くのカモ類が集う池が少なくありません.

しばらく観察していると,2羽いるオオバンが潜って採ってきた水草を横取りするヨシガモとオカヨシガモたち.さらにそれを横取りするカモたち.まさしく仁義なき戦いを横目に関わろうとしないホシハジロ.
ホシハジロは潜水ガモなのでオオバンのようにタカられるのが嫌なのでしょうか?

1時間ほどカモたちの喧騒を撮影したあと定期観察コースを巡って最後の鴨池で久しぶりにヨシガモが近くに(といっても50mほどですが)寄ってきていたので,ついでにカワセミとジョウビタキを撮りつつ,スーパースターのコハクチョウを無視して撮影.
コチラのヨシガモはすでに午後2時を回っていたのでまったりモード.その近くをハシビロガモがせわしなくぐるぐる泳ぎ回りながら水草を貪り続けてました.

ヤマなしオチなし意味なしの「やおい」カモ動画を今後もご期待ください.


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