2020年夏、 とある事情により急遽12年住んだアパートを出ることになりました。
金銭的余裕かつ時間的猶予がない中で見つけたのが6畳+4.5畳＋キッチンの2K築50年の格安賃貸マンションでした。築50年、といえばイマドキの生活様式とは違う時代の建物ですが、外観や内装のペンキを塗り替え、水回りをはじめとして現代風の設備に入れ替えた物件、いわゆるリノベーション物件です。
安い理由は5階建て鉄筋コンクリート造ながらエレベーターがなく、天井もやや低め、旧規格のサッシには網戸レールがついていなくて、電源やスイッチ類の配置がちょっとヘン、当然のようにネット回線は部屋内まで来てなくて、各自自由に引き込んでください、といったところですが、畳敷きではなく全室フローリングで押し入れをアレンジした大容量の収納スペースはなかなか魅力的で、しかもエアコン・ガス給湯器・シャワー・洗面台といった充実の設備は単身ならばかなり広く使えます。
もともと低所得者向けの雇用促進住宅だった物件が多く、オーナーとは別の管理会社により充実したサービスがあり、なにより敷金礼金ゼロ円、というのが決め手になりました。リノベーション物件で検索すると同様の物件が多くヒットします。
とはいえ、格安には格安の理由があります。
私の部屋でまず目についたのはサッシのシーリングが硬化しきって役に立っておらずかなりアレな状態でした。管理会社に問い合わせると「対応できへんけど、あんさんが自費でDIY補修してもええで？」とのおおらかな返答。ならばやってみよう、とこれをきっかけに新DIYシリーズが始まりました。
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